牛丼屋で「ごちそうさまでした」と言えるか問題。
みなさんは心当たりがあるでしょうか?
これ、シャイな自分にはハードルが高めの問題です。
人の反応が気になってしょうがない、口下手な自分ですが、たまーにひとりで牛丼屋に行くと、必ずこの問題に直面するんです。
牛丼屋に行ったことのある人は何となくわかるかと思うのですが、ほかのファーストフードやカフェなどと違い、牛丼屋は食事を終えて店を出る際に店員さんに「ごちそうさまでした」と声をかける文化があります。(もちろん強制ではなく、言わなかったからといってペナルティがあるわけでもありません。)
本来「ごちそうさまでした」と声をかけるのは牛丼屋に限らずどこでも必要なコミュニケーションですが、牛丼屋は食券式でレジでの会計がないので、店員さんに声をかけるタイミングに非常に難儀するのです。
ハンバーガーショップなどのファーストフードでは自分でトレーを指定の場所に返却するため、店員さんがどうこうしなくてもテーブルは勝手に片付き、また次の誰かが使うという仕組みができています。(いわゆるセルフサービス。)
一方で牛丼屋では店員さんがテーブルの食器を片付けるスタイルのところもけっこうあります。(一部の店ではセルフサービスが導入されています。)
これはつまり、店員さんにきちんと挨拶をしていった方が、片付けのタイミングを知らせるうえでも親切なんですよね。
ただ、店員さんも厨房でせっせと作業しているわけで、店員さんが奥の方にいると、とても声をかけづらい、、、。
そして脳内では、
「小さくて通りづらい自分の声が果たしてきちんと店員さんに届くのだろうか。」
「もし届かなかったらひとりで喋っているみたいで虚しいし恥ずかしいな。」
「でも、無言で立ち去るのも何だか悪い気がする。」
こうして不安と葛藤がモクモクと膨れ上がっていくんです。
これ、人によっては何でこんなことで悩むのかとバカバカしく見えるかもしれません。
でも、そのちっぽけなことに必死に悩んでいる人も世の中にはいるんです。
で、先日行った牛丼屋ではどうだったのかというと、、、
店内がそこまで騒がしくなく、その日はたまたま気持ち的に余裕があったため、「ごちそうさまでした」を言えました!!!
やったぞ自分、よくやった!
まだまだ言えない日もあるのですが、言えた日はどこか自分が誇らしく思えます。
これからも食材や店員さんに感謝を込めて「ごちそうさまでした」を大切に。
そんなことを考えた今日でした。