「大丈夫?」と心配されて声をかけられた時、脊髄反射的に「大丈夫!」と即答してしまう人は意外と多いのではないでしょうか。
でも本当は全然大丈夫じゃないことも…。
優しい人ほど、心配をかけるのは申し訳ないことだと感じて大丈夫でなくても大丈夫だと答えがちです。
そもそも相手からの問いかけに対して、
「〜ではない、違う」
といった否定の表明をするのは相手の気持ちを考えられる人には気が咎められてしまいます。
「大丈夫?」に対して「大丈夫じゃない!」と否定で返すより「大丈夫!」と肯定して返す方がやり取りがシンプルで楽なんですよね。
でもそうしていたら、いつまでたっても本音の会話ができません。
だから「大丈夫?」と問いかける以外にもっと正直に答えやすい別の言葉はないか考えてみました。
case1.調子はどう?
「調子はどう?」と尋ねられたら、どうなんだろうと頭の中で一瞬考えますよね。
「大丈夫?」に対する「大丈夫!」と比べて
「調子はどう?」に対する「調子がいい!」はそんなにすんなりとは出てこないのではないでしょうか。
そういった意味で
「大丈夫?」と聞かれた時よりは比較的「イマイチかも」「微妙かも」といった本音が出しやすそうです。
case2.具合はどう?
先程の「調子はどう?」とほぼ同義ですが、体調に関して尋ねるような場面により適していそうです。
こちらもやはり、「大丈夫?」と聞かれた時よりも本音が出しやすいと思います。
case3.どんな感じ?
case1、case2と似ていますが、よりフランクに、ざっくりと会話を進めたい時はこういった問いかけもありだと思います。
「どんな」に対する内容を考えることになる問の言葉なので、大丈夫じゃないのに「大丈夫!」と即答してしまう心配は減るはずです。
私はどんな問の言葉を発するかで、相手の答えやすさが全く変わると思うんです。
些細な言葉の機微に敏感な人ほど、それは大きい。
大丈夫じゃない時に、素直にそれを言える人が増えたらいいなと切に思います。